参議院選の、ありかたを考える。

04.08.05

資本主義でもない、社会主義でもないもう一つの世界を目指す新党「みどりの会議」という環境政党の誕生を心より願い支持を訴えましたが、もう一つ及びませんでした。
敗因は選挙制度の欠陥とマスコミの有り様だと考えます。
小林良彰・慶応大学法学部教授(政治学)は
「比例では、全国47選挙区を短期間で選挙運動するのは無理だ。定数不均衡が見直されていないことも問題。」「有権者の意識がこれだけ多様化している現状が選挙には反映されず、無理やり『政党』の枠に押し込まれている。制度自体が既存政党のお手盛りで都合よくできているため、新たな意見の人やミニ政党が出にくい。現状は法の下の平等に抵触するのではないか」と疑問視する。(西日本新聞 2004/7/16)

政党要件を満たすには10人の候補者を立てなければならず、供託金は比例でひとり600万円、10人で6000万円が用意できないと、被選挙権さえ行使できないのです。これもまさしく、法の下の平等に抵触するのではないでしょうか?

数々の困難の伴う政党としての要件をクリアして新党を立ち上げたのですから、マスコミも少なくとも、選挙公示後には政党として、既成政党と同等に尊重して報道すべきだったのではないでしょうか。
供託金だけで手一杯で、新党「みどりの会議」を日本中に浸透させるためにポスターを作ったりの物量作戦など出来ようはずもありません。そこへ、中立的立場で報道するはずのマスコミが既成政党を中心に取り上げるのですから、「新党」の勝機の芽は全く無くなりました。

でも、選挙後に一気に吹き出た感のある日本のみならず、政界的な異常気象の不気味さを多分、多くの方たちが感じていると思います。
国政に「みどりの旗」が揚がるのは、残念ながら10年遅れると思いますが、環境政党「みどりの会議」の理念は益々、重要さを増しています。参議院選を共に闘った若い人たちを中心に単なる、地域の住民運動としてではなく、優れて政治的な問題として広がりを持っていくものと信じています。

そして、環境政党「みどりの会議」代表委員
中村敦夫からのメッセージです。

中村敦夫よりご挨拶も申し上げます。
参議院選挙は、残念ながら勝てませんでした。
日本に環境政党をつくらねばならないと思い、2年半前に「みどりの会議」を立ち上げ、全国で活動を展開してきました。
今回の参院選は、その成否を問う背水の陣と位置づけ、もてるものをすべて投げ出して闘いましたが、結果は実りませんでした。
私自身はすでに64才、これが最後の選挙であることを宣言しての挑戦でした。
しかし、わたしの進退とは関係なく、自然破壊や生命環境の悪化は加速しています。
みどりの会議は、6000万円の供託金を払うのが精一杯で、あとは素手で闘いました。それでも90万票以上を取れたことは、私たちの考えを共有する強い流れがあることを示しています。
みどりの政治運動は、何らかの形で再スタートを切らねばなりません。
できれば、若い人々が中心になって大きなうねりを起こしてくれればと願っています。

中村敦夫●●●

※「みどりの参院選マニフェスト」は以下で読めます。
http://www.midorinokaigi.org/senkyo/sangiin/manifesto/index.html
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