先週の残念。

2月6日に講演開始直前、スコット・リッター氏の講演を聴きに東大、駒場講堂に着いたものの長蛇の列。主催者によると、2時には行列が始まりだしたとのことです。結局、600人収容の部屋に入ることができず、引き返しました。
当日の様子はインターネット上から、ストリーミングで見ることが出来ます。また、1本3,000円でビデオも販売されているようです。こちらもあわせてご覧ください。

http://nvc.halsnet.com/jhattori/green-net/

みどりの会議
サポーターズ・フォーラム出席

2003.2.8

ななかなかいいお話だったので、ここに残します。

■中村敦夫代表の国政報告
イラク攻撃が大量破壊兵器を持っていることに対する制裁でないことは明白。北朝鮮は核兵器を持っていることを公言しているにも関わらず、アメリカは攻撃の意思はない。なぜなら、大金をかけて攻撃しても、大金に見合う獲物(収奪できる資源)がない。しかし、イラクには米国が一国だけ栄え、今のような生活スタイルを維持出来るだけの石油が豊富に埋蔵されている。
しかし、仮に、攻撃に成功しても、イラクに民主主義国家を樹立するという大儀名分はアメリカを苦しめている。なぜなら、フセインはイラク内の少数派イスラム・スンニ派に属すが、イラク人の大半はイスラム・シーア派であり、その他はクルド人である。民主主義は基本的に多数決の論理だとすれば、フセイン後は多数派のシーア派の統治者(代表)を据えねばならない。
しかし、イラクの隣国で且つ、アメリカが悪の枢軸と呼ぶ、反米の国、イランはイスラム・シーア派の国である。イラクにシーア派の統治者を置けば大きな反米圏ができてしまうという矛盾を生じてしまう。(以上、中村代表の話の要約)どう、屁理屈を捏ねても、イラク攻撃には無理がある。例え、攻撃に米国が成功しても日本には何の利益も無い。いずれにしろ、化石燃料はいつかは枯渇するのだから、アメリカに義理立てして投入する戦後処理だかの資金(戦費)は代替クリーンエネルギー開発等に充てる方が良いのではないか。(東)

■竹村正義・元さきがけ代表/元大蔵大臣の講演

「この国はどこへ行くのか-地方自治と環境主義」
人類にとって、長いあいだ富の源泉とは何だったのか。それは資本と労働であり、やがて技術が加わり、近年では情報がそれにあたるという。「経済主義」とはこれらを効率的に動員し、物質的欲求の充足度を最大にすることが豊かさであるとする考え方だ。・・・人類にとって本当の富の源泉は水や空気、土や緑、さまざまな生き物であり、地球の環境そのもである。
「経済主義」はこの富の源泉を一方的に収奪し、破壊し、廃棄物の山を築いてきた。最近ではヒトの健康、遺伝子までも破壊し続けている。「経済主義」は神のてに導かれるどころか、ヒトの欲望のままに理性を失っていく自滅の道ではなかったか。アダム・スミスもマルクスもケインズも見落としていたものがある。それは外部不経済としての環境であり、地球という舞台の有限性であり、また陣地の不確かさである。
この「経済主義」が行き詰まりの極みに達した時代に生きる私たちに必要なことは、本当の富の源泉である地球や地域の環境と調和して生きていくという思想である。私はこれを「環境主義」と呼ぶ。「環境主義」は思想というよりは、人間存在のリアリティを謙虚に認識する考え方である。環境主義によってこそ、人間は健やかに、そして真に豊かになることができるのだ。
「経済主義」は拡大と画一化と集権をもたらした。これを「環境主義」へと転じるには、拡大は適正規模へ、画一化は多様化へと、変えなければならない。その先に見えてくるのは、巨大な経済国家、画一的集権的国家から多様化と分権の「連邦国家」である。1998年中央公論6「まほろば連邦国家の提唱」-経済主義から環境主義へ より。

今の地方自治にひとこと
 (1)他を見るな、足元を見て発想せよ
 (2)時流にのるな、100年単位で考えよ
 (3)住民に汗と負担をともなう参加を呼びかけよ

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