選渋谷区長選挙に思うこと
2003.7.5
私たち有志は早くから区長候補を探しに着手しました。
●徹底した情報公開・説明責任を保障する
●持続可能な住む人が主体の「まちづくり」を住民と共に真剣に考え制度化、条例化を図る
●種々の行政チェックに第三者機関を入れる
●審議会委員等の住民代表は公募委員を原則とする
●職員は公僕であることの意識改革を徹底する
●区民満足度の調査を定期的に行い行政に反映させる
●談合のできない入札制度改革をする
●区長任期は3期とするetc
の公約を掲げられる候補者を探しました。
いないのですよね。これだけのことが出来る人はすでに、現役でバリバリ働いています。その仕事を投げ打ってまで、「当選しないかもしれない賭け」に打って出られないのは仕方のないことなのかもしれません。
私自身も、小倉区長と再び、4年間一緒にやるのは耐えられないなあとの考えが先に立ち、自分の選挙運動になかなか取り掛かれないでいました。
1月半ばになり平田さんが立候補を決意。私が仕掛け人であるようなことを言った人がいたようですが、私だけではなく平田さんに対しても失礼です。平田さんがご自分で考え、ご自分で決意したことです。
私自身は長い間、議員をやってこられた人より、「外からの人」の方が良いと思っていました。特に平田さんのように若くして議員となり議員生活以外の経験が少ないというのは余り良いことではないと思っていました。そこへ、平田さんの決意表明より少し前に大角さんが立候補表明をしました。
確かに、大角さんは「外からの人」です。私の周囲でも大角さんが良いのではないかという人が何人もいました。しかし、私は4年間、議会に居て分かったのです。
当選後、その首長を支持する議員数が反首長派の議員数より相当に少ない場合、前述したような公約を実行するのは大変に困難だということです。
職員ですら大変な抵抗をすることでしょう。千葉県の堂本知事、徳島県の太田(前)知事…。皆さん大変な苦労をし、呑み込まれてしまったり、退職に追い込まれたりしています。長野県の田中知事のようにしっかりとした理論を持ち、もの凄く頑固でいながら、しかもある種のしなやかな頭脳および戦略を持ったひと、公約を実行できる首長はこんな人でなければいけないということです。
そういう点から、私は平田さんを選択しました。田中康夫長野県知事や中村敦夫参議院議員、長妻昭衆議院議員、後藤雄一東京都議の推薦を受けるということは当選後、弱気になることなど許されないのです。この応援者4人の共通点は「頑固、主義主張を曲げない」なのですから。
結果はご存知のように投票率はたったの39%、その内の42%、つまり全有権者の僅か16%が小倉区政の継承(桑原新区長)を選択したに過ぎません。
一方、小倉区政を「密室談合政治」「住民の意見に耳を貸さない上意下達の強権政治」と批判した平田、大角候補の二人は合わせて全有権者の23%が信任しました。
この事実を新区長が真摯に受け止めるなら、これまでの小倉区政を軌道修正すべきなのではないでしょうか。桑原新区長がその昔、都庁から転勤(?)して来られた時には行政に関心を持つ一部区民からは大変評判が良かったと聞いています。桑原新区長が大化けして、名区長になる…なんていうのは真夏の夜の夢???。