所属無し議員の処遇改善??

06.05.26

平成14年の議会の改選以来、幹事長会および議会運営委員会でダラダラと議論したんだか、しなかったんだか、出席してる私にもよく分らなかったのですが、とにかく、「所属無し」議員の処遇については、一応全部、決着させてしまいました。
幹事長会(議長が幹事長会の議長をする)で決める分については「所属無し議員」を会派と認めるかどうかは「一致せず、現行通り」、つまり、会派とは認めない、という結論でした。3人以上の所属議員を持っている会派は現在、自民、未来の渋谷をつくる会、公明、共産の4会派、幹事長会はその4つの全会派が賛成しないと、「一致せず」ということで、「これまで通り」、または、次年度に引き続き協議しましょう(早い話が引き延ばし?)ということになります。ですから、滅多に新しいことは決まらないという仕掛けです。 第一、その件を議題として取り上げるかどうかで、先ず、ふるいに掛けられてしまいます。4会派のうち、二つ以上の会派が「取り上げる」ことに賛成しないと議題にすらしてもらえません。でも、「所属無し」議員の呼称(所属なし、というのは状態であって呼称などと言うこと自体、おかしいと思うのですが?)を「無所属」議員とすることに対しては、一致をしていただけました。

次に、議長を出している会派の幹事長が議長をしている議会運営委員会(会派の幹事長と常任・特別委員会の長の集まり)で決める分について、年に四回開催される定例会合計で20分しかない無所属議員の質問時間を拡大すべきとの提案に対し、自民、公明、おまけに社会区民連合まで、現行通りで「良い」と主張し、「これまで通り、無所属議員の質問時間は年間20分間のみ」とされてしまいました。現在、無所属議員は4人いるのですが、その4人の質問時間をネグってしまうことが、区民の願いなのでしょうか?? 私たちは国会議員と異なり、自治体議員は2元代表制のもと、党とか、会派を主張して選ばれてくるわけではありません。選出された議員は一人一人が議員として同じ権利を持っています。そして、選出された議員同士で最も尊重しなければならない議員としての権利は本会議での質問権であると考えます。それを、当選後、仲間を作って、大きな会派になったからと、大会派に都合のよい良いような私的ルールを作ってしまっていいのでしょうか? 渋谷区議会では先例で、定例会は午後1時から5時まで、2日間で済ませてしまうのが(慣)例でだそうです。1日僅か4時間、2日間しか、本会議をしないという習慣も凄い!

そして、最大会派(党)の総裁(つまり議員)が首相になる国会と違い、自治体は(区)長も議員も選挙で選出される2元代表制ですから、選出されてきた議員は本来全員が行政を監視したり、提案したりする役目を担っていて、行政VS議員になっていなければなりません。従って、自治体には本来、与党だの野党というのはない。まして、議員一人一人は同等の権利を有しているはず。 全員が同じ質問時間を持ち、同じ会派内で重複質問は避けようということで、会派の人たちの共通の質問は代表質問という形を取り、個々の質問は銘銘が一般質問という形で質問する。従って、会派の持ち時間は会派に所属する議員の持ち時間の合計を会派内で遣り繰りするというのが筋なのではないかと考えます。 渋谷区では現在、会派の人数で会派の持ち時間を先に決め、議員一人の持ち時間は5分と決めてしまっています。所属議員が2人では正式な会派とは認めないと言いながら、2人会派ですら、会派の持ち時間は20分、他に2人所属だから、プラス10分間、合計30分という質問時間が毎定例会で保障されています。勿論、2人いる内の一人で30分間全部質問してもいいのですが。
しかし、一人は全く会派とは認めないからと、会派の持ち時間はゼロ。議員一人当たりの5分のみ許可してあげます、ということらしいです。私が初当選した平成11年当時は会派の持ち時間だの、いわんや、議員一人の持ち時間なんて無かったのです。そういえば、当時、徹底的に調査した上で、鋭い質問をする議員がいましたし、それを本当に嫌う人たちもいたし、、、?。議事録を見ても、もう1つ、このように改変(not改革)された理由が、ワタクシには分からないのです。なかんずく、時間の割り振りの積算根拠がワタクシには全く不明。

議員は予算審議等において、役人に対し、その予算の積算根拠は?ということを常に問い、質します。さらに、説明責任ということも言います。それなのに、当の議員たちはこの無所属の質問時間に対し、積算根拠のきちんとした説明ができないのではないでしょうか?試しに、無所属議員の質問時間は「これまで通り」と主張した会派の議員の皆さんに、その質問時間の積算根拠(理由)について、きちんとした説明を求めてみてください。 質問時間の拡大に反対する議員は本会議での質問がいかに議員にとって重要であるかということが分かっていないのでは?普通、有権者が選挙でその人に次も託すことの良否を判断するのに最も重視するのは、その人が任期中、議会や委員会でどのような質問をしてたか、ではないでしょうか。質問をみれば、その人の問題意識、また、その問題に本気で取り組んでいるか、勉強しているかが一目瞭然です。そいう重要な機会を議員から奪うということは有権者の権利(投票のための判断材料)を奪っているということに他ならないのではありませんか。
質問を重視しないで、次の当選を目指す人というのは、何かご要望はありませんかと個々に御用聞きに行ったり、冠婚葬祭だとか、新年会や忘年会、各種総会に顔を出しては挨拶をすることをもって議員活動だ勘違いしているのではと思ってしまいます。 ただし、全員一致で是正が通った件もあります。
それは、区議会便りに無所属議員の写真も掲載することに関しては是正、というか元に戻しました。お手元の区議会便りを開いてみてください。3月第1回定例会では無所属の私と水原議員が質問をしていますが、この2人だけは写真掲載がありません。委員会で私は「紙面の都合で、スペースがないならともかく、会派議員と(その部分に関しては)全く同じスペースを割きながら、会派議員の写真の部分を空白にしておくなどということを、区民の皆さんにどう、説明するのか」を問いました。さすがに、これについては、はっきりと「これまで通りで『良い』」とはおっしゃりにくかったようで、「載せてやってもいいんじゃないの」ということになりました。
ということですから、毎定例会、無所属議員4人が全員、所定の5分以内の質問をすると顔写真入りで、区議会便りに掲載されます。このことを質問時間を年に20分で「良いんだ」と言った会派の人たちは、どのように感じられるのでしょうか。
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