過去のお知らせ
「みどり東京」主催
IFFマジド議長東京講演会 報告



●市民団体「みどり東京」がマジド氏講演を主催した経過

人を介して、IFFマジド氏の東京講演を引き受けてもらえないかという話が来ました。マジド氏は、イラクで30近くの所属団体を有し、「イラクにはイラク人による民主主義を」という信念の元で、アメリカに対するするレジスタンス運動をしている。シーア派でもスンニ派でもなく、まして、自爆テロなどという無差別に人を傷つけるような手段は認めない、ということでした。しかし、日本では全く知られていない団体であり、レジスタンスといっても、実際はどんな運動をしているのか、アメリカに対する態度は分かっても、フセイン元大統領との関係はどうなのかなど、分からないことばかりでしたが、マジド氏は、報道管制等で外国には報道されないイラクで起こっていることの事実の一端でも知って欲しいということで来日したのでした。
みどり東京は、政治的に右でも、左でもなく、環境(持続可能な社会)を破壊する最たるものとして、あらゆる戦争に反対する立場をとる市民団体として、これまで日本に知られていない、映像を見たり、話を聴くことに意味があると判断して、マジド氏の東京公演の主催をすることになりました。


マジド氏の話からのメモ

  • 世界最古の神話(ギルガメシュ神話)や世界最古の法典(ハムラビ法典)を持ち、8000年の歴史、文化を有する、誇り高い国がアメリカに占領されてしまった。
  • 1991年からこれまで直接、間接に300万人(公式発表は100万)以上が殺されている。
  • 直接殺人は国際法で禁じられているナパーム弾などによる被弾等、兵器によるもの。
  • 間接殺人はダムや製油所などの公共施設の壊滅的破壊により、気温が50度C以上にもなるのに飲料水が欠如、冷房が機能しなくなるなどの生活インフラの破壊によるもの。
  • ファルージャは全壊。米侵略の象徴。ファルージャへの周囲をアメリカが包囲。ファルージャの出入りには50度C?60度Cの炎天下20時間待ち。まるで強制収容所。

「サマワ」について

  • 放射能汚染が酷い。何故、アメリカの友人である日本をこのような場所に行かせるのか?米、英、オランダは放射能汚染を知り、撤退している。調査結果はウランを検出。このことを日本政府や自衛隊は知っていてサマワに駐留しているのか?自衛隊はアラブ語では「日本軍」と訳されている。
  • 自衛隊は来た当初は「復興援助」として来ると期待した。しかし、銃を持ち、軍用  車に乗ってきた。
  • ⇒とてもではないが、援助に来たとは思えない。援助なら薬や食料、救急車を持ってきてくれるはず。武器、軍用車は人を殺すためのもの。
  • 2003年3月以降、2200トンもの放射線物質を投下。自然レベルの1900倍もの放射能値。特に南イラク(サマワは南イラク)の汚染が酷く、奇形児が多く誕生している。
  • アメリカ発表(New York Daily News )によれば還兵米兵(特にサマワからの)の大部分に放射能汚染があり、442部隊の4人が重症。そのため、米軍はサマワを出て行った。Christian Science Monitor紙でスコット・パーターセン氏もサマワからの帰還兵の多くが放射能汚染。→サマワから米兵は出て行く。
  • 米、英の調査によっても、南で通常の1500倍の放射能汚染。
  • 日本兵も汚染されつつある。広島、長崎を経験したあなたたちは自衛隊の人たちを放っておくのですか?
    サマワ住民のなかで反自衛隊運動が起こっている。日の丸も焼かれている。大部分の人が日本の自衛隊は人道援助しているとは思っていない。アメリカを助けているだけと見ている。
  • 日本-サマワ友好協会の会長宅が襲われた。

米占領軍がもたらしたもの

  • 虐殺 ・破壊(建物、環境) ・強奪(文化遺産)
    民主化も自由ももたらしていない。

私たちのレジスタンス運度は街頭で、教会で学校で湧き上がっている。

  • 精神と精神で結び合っている。
  • アメリカは本当に我々を過酷な中に追い込んでいる。
  • ベトナムのレジスタンスには国際的な支援があったが、私たちには、歴史が浅い性もあるが、未だ、国際的な支援はない。アラブ社会では政府は未だ、味方をしてくれていないが、人々(市民)は支援してくれるようになるだろう。
  • 我々はアメリカの最後の一人まで出て行くのを希求している。

アメリカは追い詰められている。→ 来年の春には撤退を考えている(と見ている)。

追い詰められていると考える理由
1. 多くの人的被害
イラク戦争開始以来の米軍の死者1800人、負傷1200人と発表しているが、それはアメリカの国籍、市民権を持っている人のことであり、アメリカ軍のもとで働く人々の約5万人の死者を除いている。
5万人の人々とは
  1. 軍事会社(ペンタゴンの管理下)で働く人
  2. イラク戦へ
行けばグリーンカードを交付するからと行かされる人
  3. イラクへ行けば釈放す
ると行かされる囚人
  4. 貧しいラテンアメリカやアジアからリクルートしてくる。
これら1〜4の人たちが最前線で闘っている。しかも、彼らには死んでも死体は回収しないという契約書にサインさせている。(→クルド人の住む砂漠に米ヘリから死体が落とされ、川に捨てられている)

2 経済的(軍事費)に賄えない
70
億ドル/月使っている。石油で賄おうとしたが、イラクの施設は湾岸戦以前の建設の古い施設でそんなにoilの売上がない。

3. 国際的な信用の低下。
←アルグレイブに代表されるアメリカの非人道的な行為による国際的な信用失墜。

4. 米国内の政治バランスが傾いてきた。
←米国内でも、もうイラクから撤退すべしとの声。
←米帰還兵も女性や子どもを殺すような戦場に再び行くことを拒否。

マジド・ガウード・ドレイミさん(IFF議長)と通訳の平田伊都子さん(ジャーナリスト)
衝撃の事実に驚き、メモをとる聴衆
HOME 今週に思うこと 議会報告 リンク
プロフィール お知らせ
活動報告 求む!あなたのキモチ